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執筆者の写真倒産父さん

明日は我が身。

更新日:2020年8月28日



気持ちは自分だけが動かせる。

4代目の息子さん

息子さんに指導をしてあげてくれと

頼まれた相談の第2弾をしてきました。

今日のお話は実務よりも

気持ちの納得の話をしてきました。

前回は 死ぬ気になったら・・・って言う

特攻隊の話をしながら 



今は命も仕事さえ選べる時代の中に生まれて

幸せという環境で自分の心が麻痺。

その麻痺のおかげで 行く道線路さえ

おぼろげに見えて・・・

こうやって 世代交代の話を

俺から聞く事自体 気持ちがゆるい証拠だって話を

今回は 親父が死んだら・・・って言う話。

自分が選ぶ道を死ぬきで取り組んだらの

逆バージョン。

頼る人間が 瞬時にして今、仮に居なくなったら

この居なくなったらと言う仮説的な考えを

自分の気持ちに落とし込んだ時

頼る人間が 自分以外、誰も居なくなったら

どうやって動く

血筋と言うものは不思議なもので

居なくならないと本気になれない人が

多いんですよね。


僕の場合は 父親の会社

僕の創業会社統合と言う事で

数年間、同じ立場で仕事してましたけど

僕はそれが嫌で嫌で

父親と会社の権利求めて

何度も喧嘩しました。

父親から もう世代交代だって

言われてことがない。

譲り受けたと言う物語が自分の中でない。

どちらかと言えば 

当時は不器用に 奪い取った形だ。

自分の思う様にならないことが

一番嫌だった。

しかも 自分の思う様にやりながらの

自分が責任を取れないことが

死ぬほど嫌だった。

そんな話を4代目にしても

人間の個体差と同じで考え方、気持ちが

それぞれなので話もしなかったけど

親父が死んだら どうやってこの会社を

切り盛りするんだ?って。

今いる従業員を全て露頭に迷わすのか?って


当然 露頭に迷わないのが人間だけど。


従業員抱えながら 経営者としても

会社の切り盛りも素人同然から始めて

ついて来る人間が何人いる?って言う話。

右も左もわからないからお店閉店しますって

言うのか?

父親はどんな気持ちで 

倒産父さんから 息子に話をさせてるかわかるか?

わからない。

そうか 話してあげる。

その代わり 3代目には内緒だぞ。


俺は店を潰して破産倒産した。

仮に4代目が お店を潰した時、従業員、家族、

そして影響が及ぶ周りの人が

君の事をどう助けてくれると思う・・・

実際 今の立場でいるか?親父以外に。

3代目社長がいる時に

3代目がいつこの世からいなくなっても

立派ともいかなくても 普通に引き継げる様に

ならないと今の4代目だと

3代目でこの会社終わりだと

思っているんだよ。


4代目は 3代目がいなくなったら

いなくなったでなんとか切り盛りできると

思ってるだろ・・・

その違いの穴埋めをして欲しいって

頼んでるんだ。



親は子供が50歳になっても子供は子供。

だから 子供から独り立ちの脱皮の心を

持ちなさいって事だ。

明日 死ぬかも知れんよ。

人間なんて いつ死ぬかわからん。

4代目も同じ事だよ。

5代目引き継ぎの時 同じ事を思う。

なぁ4代目 

3代目いなくても続行できるか?

出来ると思う・・・

『出来ると思う』と言う気持ちだけじゃ

ダメなんだぞ。

出来ると思っているだけで

養われてる従業員や自分の家族は

そんな社長のもとで生活するんだから

不幸な人だね。


出来ると思うじゃなくて

出来なきゃダメなんだ。


そう最後に語りました。

原点のお話ですが 現実です。

不幸な人は 不幸です。

4代目の気持ちのスイッチと

覚悟のスイッチを入れるお話をしました。

が・・・

これは 本人の中で落とし切らなければ

何もならない事だからね。

響けばいいなって・・・

さてさて 事務所に帰れば

引越しの段取り。

日程も決まって時間を

待つばかりになったんですけど

なんか そわそわして

落ち着かないな・・・

新天地と言う事で

ワクワクもしているんですけど

なかなかね

体が移動しないとダメかなぁ(笑)

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